パッケージ、きんきら和紙なんですよ。
お土産物としても良さそう。
この夏一番お世話になったのが、掲題の特上煎茶だ(掲題のって…仕事じゃ無いんだから)。夏は水出し緑茶を飲んでしのいでいたのだが、この緑茶はどんなに適当に水出ししても、茶葉が機嫌を損ねることなく美味しかった。
この超絶ユーザーフレンドリーなお茶を作っているのは、三重県の中森製茶さん。伊勢神宮程近くの度会町(わたらいちょう)で、茶農家から販売まで手掛ける老舗茶商さんである。茶商さんは農家さんから茶葉を仕入れて、加工から請け負う事も多々あるらしいのだが、こちらは茶葉から自家製、という訳。少し前に言葉が出来た六次元産業を、言葉が出来る前から手掛けていらっしゃる。
パッケージ裏。裏も観光名所の絵と、茶屋さんの説明が。
きちんとマーケティングしてるな、と嬉しい。
明らかに経営の練度がぬきんでているな、と飲んでいても感じる。飲む前はさぞ超こだわりの職人芸を唸らせてくるだろうと構えていたが、蓋を開けてみれば徹底的に素人に優しい。これは、拘りが無いわけでは無く、単に緑茶が飲みやすい方がユーザーの裾野が広い、という戦略なんだろう。
素人テイスティングでとれたのは、空豆、柿、グリルアーモンド、ピスタチオ、そして少々ののり。甘みも酸味も渋みも爽やかさも全部一口に味わえて、気取らずに飲める。恐らく他の商品も良心的であろう、と確信する、盤石の安定感。まあ、新しい茶葉を隣町に買いに行くのが今はリスクなので、暫くお預けですが。
茶葉の色は開くとこんな感じ。
やや細かめで、黄色みがかって薄め。でも、味も色もしっかり。
今年はコロナで厳しい夏だったけれど、「もう、何もかも面倒くさいな」と思った時も、この緑茶をだばっと水出しにすれば美味しいものが出来上がる。これには切実に助かりました。家庭のありがたい常備茶としてもよいし、ご友人へのお土産としても嫌う人はいないと思います。ご馳走様でした。
コメント
コメントを投稿